のんびりYOGA と Natural life in Hamburg

日独でYoginiナース、助産師&保健師。ハンブルグにてヨガクラス運営中。月1の日本人ママのための赤ちゃんサークル運営中。ベジタリアンでナチュラルな生活と医療情報をお届け中です。

のんびりヨガ×ハンブルグ

海外で看護師。病院の電子化とインダストリー4.0について考える

昨日の授業では、1日中大学病院内の電子カルテシステムについての講義。

日本の病院やクリニックでもおなじみとなった電子カルテシステム。

日本の電子カルテ導入率 約41.4%(一般病院)300床以上は70%を超えている。


2008年にハンブルグ大学病院でも導入され、定着しているそうだ。ドイツ国内の大学病院でもまだ紙カルテを使用している病院もあるという。

自国で使った経験のあるスタッフは私だけで、サウジアラビアやウクライナ、ナイジェリアでもあまり浸透していないそうだ。

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電子カルテとは


アナムネや記録、検査オーダー、会計に至るまで全てオンラインで行う、慣れてしまえば使いやすいが、慣れるまでは少し大変なシステム。

小児科では、大学病院の患者データにかかりつけ医がアクセスできるシステムもあり、連携もされている。

もちろん保護者の同意が必要だが、非常に画期的だ。

成人のほうでは、個人情報保護の観点からなかなか導入が難しいといっていた。

しかし本格的に運用されれば、重複投薬や検査、薬局、介護の場面でもプランを立てるのに情報の共有はとても有益だ。

一方で個人情報の漏洩事故などリスクマネジメントも非常に重要となる。


1日中電子カルテをみていて、そんなドイツ政府が力を入れている政策を思い出した。

先日ハンブルグにて、元NHK特派員の熊谷徹氏による「インダストリー4.0」についての講演会が行われた。

「インダストリー4.0とは」


現在のインターネット業界、グローバルスタンダードは、googleやFacebookなどアメリカ企業によって作られてきた。

工場や産業においてのシステム化やオンライン化においては、物作り大国であるドイツが主導権を握るため、政府あげてのプロジェクトを立ち上げ、大企業だけでなく中小企業にもオンライン化を促進するというもの。

将来的には、製品データをソフトウェアにして販売することで、輸出入や運送などさまざま分野に影響が及び、現代の第4番目の産業革命とも言われている。

同じく、物作り大国である日本に警鐘を鳴らす講演は、非常に勉強になった。

ITは医療の世界にも


将来、検査だけでなく輸液や投薬などの機械も、さらにIT化が進むのであろう。

医療者への教育もさらに、プログラミングやデータ管理などITの知識が大切になるのかもしれない。

もちろん、安全性や効率は上がることも大切だが、「人と人のつながり」や「手当て」も大事にしていきたいと考えるこの頃だ。