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のんびりYOGA と Natural life in Hamburg

日独での看護師免許、助産師&保健師。ハンブルグにてヨガも教えています。月1の日本人ママのための赤ちゃんサークル運営中。ベジタリアンでナチュラルな生活と医療情報をお届け中です。

のんびりヨガ×ハンブルグ

助産師が提案する、ドイツで妊活をするための準備♡

海外での妊娠と出産 制度のちがい 少子化対策
ドイツでの妊活って?
 
ドイツでの妊活を始める準備について今回はご紹介します。

妊娠に気づいてからでは遅い予防接種についてや、かかりつけ婦人科を先に見つけておくこと、さらに生活の見直しなど、海外で将来妊娠を希望する女性には知ってもらいたい内容をまとめました。
 
何から始めれば?
 

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1.まずは身体を知ることから

とくに症状がなくても、まずは検診を受けましょう。予防接種についても確認をする必要があります。

ドイツでももちろん風疹の抗体検査を行います。また日本では任意のおたふく風邪もドイツでは、混合の予防接種として小児期に行われています。
 
予防接種の種類によって、1-2ヶ月は避妊を行う必要があるため、婦人科で相談するのがベスト。
 
海外での妊娠や出産には、制度や言葉が違うからこそ、自己管理を忘れずにいたいものです。

また、ドイツの予防接種の管理は日本よりも厳しく、10年以上経っている場合にはもう一度受けるよう指導される項目もあります。
 
またらヨーロッパでは予防接種手帳(Impfpass)という手帳で予防接種の記録を管理していますが、日本では母子手帳のみ。
 

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自身の母子手帳のコピーやデータを送ってもらい、ご自身で訳すことで簡易の予防接種手帳代わりになります。
 
予防接種のドイツ語や詳細につきましては、下記をご覧ください。
受診時に合わせて持っていくとスムーズです。また持病ピルの説明も準備しておくと慌てません。
 
ピルを服用していた場合の期間や生理周期も整理しておきましょう。
持病についてのドイツ語や英語も事前に翻訳しておくと分かりやすくなります。
 
例)
生理不順 die Menstrualstörung
子宮内膜症 die Endometriose
子宮筋腫  das Uterusmyom
卵巣嚢腫  das Ovarialkystom, das Eierstockkystom
バセドウ氏病 die Basedow-Krankheit
貧血 die Anämie  など。
 
下記の無料ドイツ語辞典は、比較的医療用語が充実しています。
 
 

2.病院の探し方、クリニック

海外での受診は、心配になるかもしれませんが妊娠前に産婦人科のクリニックを
探すことはとても大切です。
 
産婦人科は、近所でさがすことをお勧めしています。
何かあった場合に、直ぐに行けることが1番。
 
インターネットに、住んでいる場所と「Frauenarzt」=産婦人科を入力すれば
検索できます。
 
ドイツのクリニックでは緊急時以外は、アポイントを取ることが必須。
ハンブルグをはじめ、大きな都市では英語でも対応可のクリニックも多くあります。
 
用件は「妊娠を希望しているので、検診をしたい。」と伝えましょう。
 
移民の多い都市部では外国人の受診も全く珍しいことではないので、慣れているスタッフも多く、心配はいりません。
 
下記ハンブルグ日本人会HPから、「生活便利帳」をダウンロードすると、専門で通訳をされてる方を簡単に探すことができます。
 

3.基礎体温は便利

簡単に、ホルモン周期を知る方法としては基礎体温計があります。

毎朝計りますが、忘れてしまう日が少しあっても続けて記録してみましょう。

アプリで簡単にグラフにしたり、慣れてしまうと習慣化すると体調管理をしやすくなります。

 
詳細は下記に詳しく書かれています。

4. 食生活と生活習慣の見直し

タバコやお酒はもちろんのこと、身体を冷やさないようにする、また栄養面の見直しは特に大切です。
 
何を気をつければ?
 
貧血対策葉酸の摂取は重要です。
 
■ 貧血とは?
 
血液中のヘモグロビンが不足した状態をいい、一般的な症状は疲れやすい、立ちくらみ、息切れなどです。

ヘモグロビンは、血液中の酸素を身体の末端まで届ける働きがあります。
そのため、貧血の状態が続くと身体の隅々まで酸素が行き渡らなくなります。
 
■どうして貧血予防が大切なの?

貧血になってしまってからは、食生活のみでの改善は非常に難しいと言われています。なぜなら、体内に蓄えているヘモグロビン量を使い果たしてしまっているため、必要量の増えている妊娠中に改善することはとても難しくなります。 

最低でも1ヶ月以上の鉄剤の内服で医療的に治療しなければなりません。


■ ビタミンBの一種である葉酸とは?

鉄分やカルシウムと並んで妊娠中に必要な栄養素の一つにビタミンがあります。とくにビタミンB群は母体と胎児に大切な役割を果たしてくれます。

ビタミンB群にはいくつかの種類がありますが、とりわけ葉酸とB1,B2,B12が重要です。


葉酸とはビタミンBの1種で妊娠中には欠かせない栄養素のひとつです。葉酸はビタミンB12、鉄分とともに血液のもとになり、貧血を予防します。

さらに葉酸とビタミン12は知能や運動神経の発達に大きく関わっており、胎児の発育には欠かせない栄養素ということができます。


妊娠初期に葉酸が極度に不足すると、胎児の神経障害の原因ともなるため注意が必要です。
ドイツを始めヨーロッパでは妊娠の診断とともに、ビタミンBの錠剤が必ず処方される国もあります。
 
■ビタミンB群はどのような食品に多く含まれているのか。

葉酸が多く含まれるのは、豆腐やバナナ、モロヘイヤ、ブロッコリー、メロン、エリンギ、牛・豚レバーなどです。ちなみにB1は豚肉や大豆、ごま、のりなどに多く含まれており、B2は緑黄色野菜や卵黄に多く含まれています。


毎日の食事に取り入れる、間食などおやつに取り入れるなど毎日欠かさず摂取することがポイント。
スムージーを作り、飲みやすくヘルシーに栄養素を追加することもお勧めです。
サプリメントは手軽に取り入れやすいですが、添加物などの不純物に注意しましょう。
 
■ 鉄分補給も忘れずに

貧血予防にはバランスのとれた食事が欠かせません。葉酸をはじめとするビタミンだけではなく、血液のもととなる鉄分とタンパク質の摂取にも注意が必要です。

鉄には吸収されやすい「ヘム鉄」と吸収されにくい「非ヘム鉄」があり、どちらかが偏ることなくとっていきましょう。ヘム鉄は肉や魚、レバーなどに、非ヘム鉄は卵や乳製品、野菜などに多く含まれます。

鉄が多く含まれる食品は、アサリ、鯖、かぼちゃ、赤身の肉とレバー、ほうれん草、小松菜、ごまなどです。

これらはビタミンCと一緒に取ることで体内の吸収率がUPするので、果物や野菜と一緒に食べることをオススメしています。また鉄製のフライパンや鍋を使い調理することで、調理中に溶け出した鉄分を吸収することもできます。

一方でコーヒーや緑茶などのカフェインは鉄分の吸収を悪くするので、一緒に取るのは避けましょう。
 
妊娠してから、いきなり食生活を変えるのは大変なうえ、つわりでそれどころではなくなる場合も…

そのため妊娠前からの栄養バランスを見直したり、生活を見直すことがとても大切になります。
 
健康的にベビ待ちライフも楽しくすごしたいものです。
 
ご質問はお気軽に下記までご連絡ください。
yogaflower26@gmail.com
 
 参考文献 はじめての妊娠・出産・育児 ナツメ社 2003年9月20日発行