のんびりYOGA と Natural life in Hamburg

日独でYoginiナース、助産師&保健師。ハンブルグにてヨガクラス運営中。月1の日本人ママのための赤ちゃんサークル運営中。ベジタリアンでナチュラルな生活と医療情報をお届け中です。

のんびりヨガ×ハンブルグ

ユニセフのこどもの豊かさ比較で2位、ドイツでの子育て環境を日本と比較して考える

ユニセフの豊かさ調査

https://www.instagram.com/p/BPV7mOYDa9F/

 

先月発表された、先進国41か国を比較して調査されている「子どもの豊かさ調査」。貧困や栄養、教育、格差の縮小、住環境などの9項目において通知表のような形でランク付けされています。

http://www.unicef.or.jp/jcu-cms/wp-content/uploads/2017/06/Building-the-Future-Children-and-the-Sustainable-Development-Goals-in-Rich-Countries-English.pdf

先進国でも貧困や食糧確保に問題が

スーパーは食べ物に溢れ、レストランでは廃棄処分の食事が問題視される現代。先進国でも、子どもの貧困や食糧の確保が問題となっていることには衝撃を受けました。

youtu.be

1位はフィンランド、2位がドイツ、日本は12位

総合成績の結果は、やはり社会福祉大国のフィンランド。3位以下もデンマークやノルウェーなどの北欧国家が続く中でドイツの2位は意外でした。

日本は総合評価では12位。

出生率や健康などの面では大きく変わりのない日本とドイツですが、制度の差は多々あります。

教育や貧困対策で評価の高かったドイツ

ドイツは大学までの教育費が無料であることや、昨今の保育園等の施設整備、こども手当が最大25歳まであることなどが高評価のようです。

移民が増加している中でも、「格差の縮小」に対しても評価が高いことには驚きました。

栄養面ではやはり日本

日本の給食制度等、子どもへの栄養に関しての評価は高く、また乳児死亡率の低さに裏付けられるように健康面への評価も高いのは納得です。

 

https://www.instagram.com/p/BQzIJWkhWgx/

格差の広がる日本

先進国のほとんどの国で問題になっている格差の問題。日本はアメリカなどの国とは違い、飛びぬけた富裕層がいない代わりに、中流家庭と下層の格差が大きいことが指摘されていました。また家庭の経済力が子供の教育に大きく影響することは、先進国の中で評価が下がるのは当然かもしれません。

個人的には…

ハーフキッズの両親と話していると、子育ての環境や制度はドイツのほうが整っているという意見で一致することは多くあります。住環境や自由な雰囲気も魅力の一つかもしれません。またワーキングバランスの考え方が大きく異なるので、父親も一緒に育児する意識の違いも子どもの豊かさに影響しているように思いました。

一概に比較はできない気も

国別の平均を調査しているこのレポートでは、1番手を差し伸べるべき最下層の状況が見えにくくなっています。移民やネグレクト、子供の発達障害などにも調査が強化されるべきだとも感じました。

少しでも意識を向けることから

病院の新生児室で、生後数日の赤ちゃんたちに囲まれて「産まれたときには、みんな無限の可能性があるなぁ」と感じて日々働いていました。子どもの可能性が、十分に発揮できるように環境を整えたいと思うのは、どの親も変わらないはず。

社会的に平等で制限されることなく、ひとりぼっちの子どもを作らない世界になるよう、大人たちで力を合わせなければと強く意識しました。