ドイツでのんびりライフ&育児

在独の助産師ママです。2人の女の子を育てながら海外で生活する日本人女性に向けた情報を発信中です。

のんびりヨガ×ハンブルグ

【テーマ:腸のメンテナンス パート①】腸のメンテナンスが身体に与える影響

ハンブルク在住経験を生かした料理研究家

アンナのキッチンとのコラボ企画

 

海外在住の妊婦さん

これから妊娠を考えている方、出産を控えている方

 

に知っているおいて欲しい情報や役立つ情報を

発信させていただいています。

 

過去の記事はこちらからご覧いただくことができます。

2月のテーマ【冷え性の影響とその対策】
yogaflower.hatenablog.com

3月のテーマは【免疫力】
yogaflower.hatenablog.com

 

4月のテーマは【腸のメンテナンス】

昨今のコロナウイルス感染拡大のニュースは、

世界中で大きな問題となっています。

 

今回は妊娠中は腸の働きが低下しがちです。

しかし腸の働きは、免疫力にも関わる大事な機能ですので、

焦点を当てたいと思います。

今月も3回に分けてに腸のメンテナンスてお伝えさせて頂きます。

まずは、妊娠中や産後に便秘になる方も多くトラブルも多い腸の働きについてです。

 

 

 

 

①腸はとっても大きな臓器。24時間営業の働き者

 

自律神経の働きによって、動き続ける腸。

第二の脳といわれるほど身体にとって大切な器官です。

 

 

その長さは、

小腸が6~8mほど大腸は1.5~2mほど

とっても大きな器官です。

その中に住んでいる腸内細菌は100種100兆個、約1Kgといわれています。

 

24時間動き続けることで、便の製造と排泄作業が行われます。

 

 

妊娠中や産後は、

ホルモンや自律神経のバランスが乱れることで

その機能(便の製造と排泄作業)に支障が出てしまうことがあります。

 

 

 

 

 

 

②身体の要である腸も妊娠によって押され気味になります。

 

口から肛門まで消化管は1本の管でつながっており、その道は解剖学的には「身体の外」として考えられます。

 

消化・吸収が消化管で行われることで、初めて栄養や水分が身体に取り込まれます。

 

 

ビタミンや電解質、アミノ酸などのタンパク質が腸で吸収されています。

また免疫の砦としても機能しており、体内に細菌が取り込まれないように働いています。

 

 

 

妊娠して子宮が大きくなると、腸や膀胱は押されて圧迫され、血流が悪くなります。

さらに水分の代謝も変わるので、便は硬くなりがちです。

 

 

肛門の周りは網の目のように血管が通っているので

妊娠によってむくみがちになってしまうことから、硬い便で痔核になってしまうことも多々あります。

 

 

 

 

 

③腸内細菌は吸収だけでなくビタミンも生成する!

腸の凄いところは、消化や吸収をするだけでなく

消化酵素と腸内細菌の合わせ技でビタミン類も生成することができるということです。

 


 

 

腸が生成することができるビタミン

 

丸レッドビタミンB1:糖質の代謝を促す。神経機能の正常な働きに寄与。

丸レッドビタミンB2:糖質、資質、タンパク質の代謝に関わる。

丸レッドビタミンB6:アミノ酸の再合成を助ける。神経伝達物質の合成に寄与。

丸レッドビタミンB12:赤血球の合成に寄与。

ダイヤオレンジ葉酸:赤血球やDNAの合成に関わる。

ダイヤオレンジパントテン酸:糖質、資質、タンパク質の代謝に関わる。

ダイヤオレンジビオチン:糖質、資質、タンパク質の代謝に関わる。

ダイヤオレンジナイアシン:糖質、資質、タンパク質の代謝に関わる。

ダイヤグリーンビタミンK:出生児の血液凝固に必要。カルシウム結合たんぱく質の生成。

 

 

 

これらのビタミンを合成する能力があります。

 

 

 

 

④新生児では腸で生成出来ないビタミン

 

赤ちゃんは生まれると、ビタミンのKシロップを飲みます。

 

胎盤からビタミンKは移行されにくいので

赤ちゃんの体内に蓄積されておらず、

また腸内細菌も形成途上のため欠乏しやすいことが理由に挙げられます。

 

 

また、生後直後は哺乳量が少ないので

母乳から移行したビタミンKの摂取も不足しがちです。

 

ビタミンKは血液を凝固させる作用があるため

これが欠乏していると頭蓋内などで出血を起こすビタミンK欠乏症になりやすくなります。

 

 

 

 

 

妊娠や出産を視点に腸を考え直すと、色々な気づきがあるかと思います。

 

次回は、腸内の機能についてさらに掘り下げていきたいと思います^^

 

 

 

参考文献 東京大学大学院 農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 食糧化学研究室HP

http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/foodchem/research.html